Notionを使っていてこんな風に思ったことはありませんか?
「操作が複雑だな」
「情報が散乱して手見づらい」
「モバイルで重い」
このように便利なツールとして知られるNotionですが、使いにくさを感じることは意外と多いです。

私も使いにくいと感じて過去2回くらいNotion挫折しました…!
ですので、Notionが使いにくいと思ったら無理に頑張ろうとする必要はありません!
一回離れてみてもしNotionを使ってみたくなったらもう一回やってみればいいだけです。
ただそれでもNotionを克服したい方もいらっしゃると思うので、本記事では理由を5つに分け、それぞれの原因と解決法を解説していきます。


- Notion歴4年
- テンプレート作成数:21個
- テンプレート総DL数:7,000~
- Notion構築代行:⭐5.0継続中!
Notionをマスターしたい方に向けて分かりやすく解説しています。
Notionが使いにくいと感じる主な5つの理由
Notionが使いにくいと感じる主な理由は以下の5つです。
- 多機能すぎて何から始めればいいかわからない
- 自由度が高すぎて逆に使いこなせない
- モバイルアプリの使い勝手がイマイチ
- 動作が重く感じることがある
- テンプレートが自分に合わない
理由1 多機能すぎて何から始めればいいかわからない
Notionはノート、データベース、Wiki、タスク管理など複数の機能を1つの画面で扱うため、初めて開いた瞬間に「どのブロックを使えば目的が達成できるのか」がイメージしづらくなります。
公式のチュートリアルだけではカバーしきれない機能も多く、最初の敷居が非常に高いと感じるユーザーが少なくありません。
理由2 自由度が高すぎて逆に使いこなせない
真っ白なページに思い通りのレイアウトを組める反面、何もない画面から自分でテンプレートやデータベースを設計しなければならず、構造が固まる前に迷走してしまうことがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・自由にページやプロパティを追加できる ・既成概念にとらわれない設計が可能 | ・設計ルールを自分で決めないと無秩序になる ・最適解を探す時間が膨大になる |



ほぼ全ユーザーに訪れる最初の壁がここかもしれません。
理由3 モバイルアプリの使い勝手がイマイチ
PC版と同等のレイアウトをスマホやタブレットで再現しているため、画面が小さいとスクロールやタップの精度が要求される操作が多くなります。
外出先でさっとメモを取りたい時に、ポップアップメニューやドラッグ&ドロップが思うように動かずフラストレーションがたまるケースがあります。
理由4 動作が重く感じることがある
大規模なデータベースや画像・ファイルを多用したページを開くと、ブラウザ版・アプリ版ともに読み込み時間が長くなることがあります。
特に古いパソコンや通信環境が不安定なWi-Fi下では、スクロールのカクつきや保存待ちで使い物にならないと感じる場合もあります。
理由5 テンプレートが自分に合わない
Notion公式サイトでは数多くのテンプレートが公開されています。
タスク管理や家計簿、資格勉強など様々なシーンに対応したものがありますが、最初は「なんのテンプレートを使うべきなんだろう…。」と迷ってしまいます。
迷った末に自分の思っていたものと違う場合、「ああ、Notionって使いにくいな。」と感じてしまうことがあります。
Notionの使いにくさを解消する具体的な解決策
ここからはNotionの使いにくさを解消する具体的な解決策を紹介していきます。
これらの使いにくさを解消するコツが詰まっているので、Notionを諦めかけている方はぜひご覧ください。
解決策1 公式テンプレートやコミュニティの活用


Notionにはさまざまな業務やライフログに対応した公式テンプレートが用意されています。
まずは既存のテンプレートをダウンロードして、ブロックの配置やデータベースの構造を観察しながら基本操作を学びましょう。



Notion公式のテンプレートは個人で公開されているものよりシンプルなものが多いです!
目的別テンプレートでNotionの基本操作を習得
テンプレートを真似することで、データベース作成やページ内リンクの貼り方、ビュー切り替えなど主要機能の使い方を自然と覚えられます。
慣れてきたら自分なりにカスタマイズして楽しみながら基本操作を覚えていきましょう。
解決策2 まずはシンプルな使い方から始める
多機能だからといって最初から全機能を使おうとすると混乱します。
まずはメモやタスク管理など、ひとつの目的に絞って始めましょう。
最初はメモやタスク管理など限定的な機能から
まずはノートページを作成し、箇条書きやチェックボックスでタスクを整理。データベースを使わずに使い勝手を試してみましょう。
「/todo」や「・(中点)」をクリックして箇条書きやチェックボックスを作成できます。
おすすめのNotionショートカットコマンドはこちらがおすすめです↓


徐々にデータベース機能などに挑戦
慣れてきたら、同じタスクを「テーブルビュー」や「ボードビュー」に切り替えるなど、データベースのビュー機能をひとつずつ学びます。



データベースは慣れると本当に便利なので、ぜひ最初の壁を乗り越えて使えるようになってほしいです!
解決策3 モバイルでの利用シーンを限定する
モバイルアプリはPC版に比べ機能が絞られています。
外出先での簡単な確認やメモ入力に特化し、本格的なページ編集はPCで行うとスムーズです。
外出先での簡単な確認やメモ入力に特化
通知機能をONにすると、タスクのリマインドやリアルタイムコメントが受け取れます。移動中のアイデア書き留めにも便利です。
本格的な編集はPCで行う
データベースの設定変更や複雑なレイアウト作成は、画面が広く操作しやすいPC版で行い、モバイルはサブ利用に留めましょう。
スマホの使いにくさを解決する方法は以下の記事で解説しています↓


解決策4 Notionの動作を軽くするための工夫
動作が重くなる原因は画像やメディアファイルのサイズ、不要ページの蓄積などです。適切に整理すると快適に使えます。
不要なページやブロックの削除
長期間使っていないページや不要な埋め込みコンテンツをアーカイブまたは削除し、ワークスペースを軽量化しましょう。
後は、トグルで普段使わない情報をしまったりすることも有効です。
画像サイズの最適化
高解像度の画像をアップロードすると読み込みに時間がかかります。事前にリサイズツールで圧縮し、容量を小さくすると動作が安定します。
「Notionが重い!」を解決する方法は以下の記事でまとめています↓


解決策5 おすすめのNotionテンプレートから試してみる
Notionにはたくさんのテンプレートが公開されていますが、どれを使うべきか分かりませんよね。
当ブログではそんな方に向けて目的別のおすすめテンプレートを紹介しています。
タスク管理のおすすめNotionテンプレート↓


仕事で使えるおすすめNotionテンプレート↓


大学生におすすめのNotionテンプレート↓





「Notion=使いにくい」という認識を少しずつ取っ払っていければ幸いです!
それでもNotionが使いにくいと感じる場合の代替案
Notionがどうしても肌に合わない場合は、以下のツールを検討してみるのも一つの手です。
各ツールの特徴をまとめて比較した後、個別のメリット・デメリットを解説します。
ツール | 主な用途 | 無料プランの制限 | 公式サイト |
---|---|---|---|
Evernote | アイデアメモ・資料クリッピング | 月間アップロード60MBまで | 公式サイト |
Trello | カンバン方式のタスク管理 | ボードごとの添付ファイル10MBまで | 公式サイト |
Asana | プロジェクト管理・チームコラボレーション | 無料で最大15人まで利用可能 | 公式サイト |
Evernote シンプルなノートアプリの定番
Evernoteはメモの作成から資料のクリッピングまで、一元管理できるツールです。
デバイス間の同期が安定しており、どこでも同じ情報にアクセスできるのが大きな魅力です。



私はNotionを使う前にEvernoteを使っていました。
メリット
- 強力な検索機能でキーワードやタグを瞬時に抽出
- ウェブクリッパーで記事や画像を簡単に保存
- オフライン閲覧に対応し、外出先でもメモをチェックできる
デメリット
- 無料プランは月間アップロード容量が限られる
- リッチテキスト編集がややシンプルで高度なレイアウトには不向き
Trello カンバン方式のタスク管理ツール
Trelloは「ボード」「リスト」「カード」の3要素で視覚的にタスクを管理します。
ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるため、誰でもすぐに使い始められるのが強みです。
メリット
- ボード単位でプロジェクト全体を俯瞰できる
- カードごとにコメントやチェックリストを追加可能
- 豊富な外部連携(Slack・Google Driveなど)に対応
デメリット
- タスクの階層構造が単純なため、複雑なプロジェクトには不向き
- 無料プランでは添付ファイルサイズが10MBまでに制限
Asana プロジェクト管理に特化したツール
Asanaはタスク管理だけでなく、ガントチャートやタイムライン表示を備えた本格的なプロジェクト管理ツールです。
チーム内の役割分担や進捗を可視化したい場合に適しています。
メリット
- タイムライン/カレンダーでスケジュール調整が容易
- タスクの依存関係を設定して自動的にリスケジュール
- メンバーごとのタスク負荷をグラフで把握できる
デメリット
- 高機能ゆえに設定項目が多く、初期習得に時間がかかる
- 無料プランでは利用ユーザー数に上限あり(最大15人まで)
まとめ
Notionは多機能で自由度が高いぶん、何をどう使うか迷いやすいツールです。
私としては無理にNotionを使うことはないと思っています。
ただどうしてもNotionを克服したい方は、公式テンプレートを活用しメモやタスク管理などシンプル運用から始めることで、使いにくさを解消できます。
またモバイルは確認・入力に限定し、不要なブロック削除や画像最適化で動作を軽くすることでNotionが使いにくいと感じることは少なくなってくるはずです。
どうしても合わない場合は、一旦Notionから離れて他のアプリであるEvernoteやTrello、Asanaなどを検討してみましょう。
コメント