「リレーションっていつ使うの?」
「ロールアップの使い道って?」
「リレーションとロールアップは別物?」
こんなお悩みはありませんか?
Notion初心者の私もリレーションとロールアップの意味がさっぱり分かっていませんでした。
しかしこの2つの機能を理解すれば、複雑なタスク・プロジェクト管理ページや売上集計ページなど、Notionの活用レベルが一気に跳ね上がります。
この記事では、Notion初心者の方でも段階的に理解できるよう、基礎から実践まで丁寧に解説します!
- リレーションの使い方
- ロールアップの使い方
- リレーション・ロールアップの設定手順
- 実例をもとにした活用事例

- Notion歴4年
- テンプレート作成数:25個
- テンプレート総DL数:13,000~
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Notionのリレーションとは
リレーションとは、複数のデータベース同士を「つなぐ」機能です。
例えば、「プロジェクト」データベースと「タスク」データベースがあるとします。
リレーションを使えば、「どのタスクがどのプロジェクトに属しているか」を明確に結びつけられます。
リレーションでできる3つのこと
リレーションを活用すると、以下のようなことが可能になります。
- 複数データベースの連携
- 情報の一元管理
- データの重複入力を防止
1. 複数データベースの連携
別々に管理していた情報を関連付けられます。
例えば顧客管理情報と案件情報を関連付けることで、どの顧客がどの案件と紐づいているのかを一瞬で把握することができます。
1クリックで紐づけ先の情報を確認できるので、情報を探す手間もなくなります。
2. 情報の一元管理
関連する情報を1か所で確認できます。
先ほどのように各データベースの必要な情報を紐づけられるので、情報が膨大であってもリンクでつながっている状態になります。
いちいち別のページを開く必要がなくなり、作業効率が大幅に向上します。
3. データの重複入力を防止
データを紐づけることで複数の場所に手入力する必要がありません。
1つのデータベースで情報を編集・管理して、効率的な情報整理を行えます。

リレーションは「複数データの紐づけ」が肝です!
Notionのロールアップとは
ロールアップは、リレーションで繋がったデータベースから情報を取り出して、集計や計算を行う機能です。
リレーションが「つなぐ」機能なら、ロールアップは「集める・計算する」機能と言えます。



ロールアップはリレーションとセットで使うことが多いのでこちらも一緒に覚えておきましょう!
ロールアップでできる3つのこと
ロールアップの主な機能は以下の3つです。
- 関連データの集計
- 進捗の可視化
- 自動計算による効率化
1. 関連データの集計
例えば、1つのプロジェクトに紐づく「タスクの総数」や「全タスクの完了率」などを自動で計算します。
手動でカウントする必要はなく、タスクが増えても自動で反映してくれます。
計算の手間を0にして必要な作業のみに集中できます。
2. 進捗の可視化


画像のように完了したタスクの割合を自動計算できます。
割合をバーで表示することも可能で、視覚的にタスクがどれだけ完了しているのかを一瞬で把握できます。



私自身もこの機能はとてもよく使っています!
3. 自動計算による効率化
金額の合計、平均値、最大値など、さまざまな計算を自動で実行します。
複雑な計算ができるわけではありませんが、エクセルのような計算機能がお手軽に使えます。
計算式も書かなくていいので、効率的にデータ整理を行えます。



集計した情報の整理が主なロールアップの役割です!
【初心者向け】リレーションとロールアップの設定方法
ここから実際に手を動かして、リレーションとロールアップの設定方法を学んでいきます。
初めての方でも迷わないよう、1つずつ丁寧に解説します。
まず、リレーションでつなぐための土台となるデータベースを用意します。
例として①タスク管理データベース ②プロジェクト管理データベースを作りましょう。
- 新しいページを開く
/database
と入力- テーブルビューを選択
- プロパティにはチェックボックスプロパティを追加
- 適当にタスクを3つほど入れる(チェックボックスも適当に入れる)
- データベース名を「タスク管理データベース」に設定


そしてタスク管理データベース同様に、同ページ内にプロジェクト管理データベースも作成します。
/database
と入力してテーブルビューを作成- テーブルビューを選択
- データベース名を「プロジェクト管理」に設定


いよいよリレーションプロパティを追加していきます。
- タスクデータベースの右端にある「+」ボタンをクリック
- プロパティタイプの一覧から「リレーション」を選択
- リレーション対象から「プロジェクト管理」を選択して「双方向リレーション」をONにする


双方向リレーションにしたのでリレーション先にもリレーションの内容が反映されます。👇


次は実際にリレーションプロパティから紐づけを行います。
- タスク管理のリレーションの箇所を選択して、プロジェクト管理内にある「Notionに関する記事作成」を選択
- 他の2つのタスクも同様に行う


これらを全て行うとこんな画面になります。


リレーションでの紐づけが終わったので、次はロールアップで集計・計算を行います。
- プロジェクト管理データベースから「ロールアップ」のプロパティを追加
- 各項目を以下の内容で選択
リレーション:「タスク管理」
プロパティ:「チェックボックス」
計算:「割合」→「チェックありの割合」


また、お好みでプロパティの設定から割合のバーを設定することも可能です。




これでリレーションとロールアップの基本的な使い方解説は以上です!
ここからはデータベースの種類を変更して見た目を整えたり、プロパティを増やしてロールアップの集計内容を変えるなど工夫次第で活用の幅を広げることができます。
ぜひ今回の基本のリレーション・ロールアップ設定方法を覚えて工夫してみてください。
リレーション・ロールアップが役立つ場面
実際にどんな場面でリレーション・ロールアップが役立つのか、具体例を見てみましょう。
こちら全て私が実際にリレーション・ロールアップを使っている例です!
- タスクとプロジェクトの管理
- 顧客と案件の紐付け
- 月ごとの売上を管理
タスクとプロジェクトの管理
![[Pro版]GTD式究極のタスク管理表のアイデアページ紹介(タグライブラリー)](https://smart-ops.tech/wp-content/uploads/2025/01/タグライブラリー-1024x527.png)
![[Pro版]GTD式究極のタスク管理表のアイデアページ紹介(タグライブラリー)](https://smart-ops.tech/wp-content/uploads/2025/01/タグライブラリー-1024x527.png)
リレーションを活用して各タスクがどのプロジェクトに紐づいているか管理しています。
さらに、プロジェクトページを開けば、関連するすべてのタスクが一覧表示されます。
こちらの写真ではアイデアを別ページで整理して、まとまったらアイデアを全て紐づけて1つのプロジェクトを作成で切るということを紹介しています。



プロジェクト内には各タスクも紐づけ可能なので、効率的なタスク管理・情報整理が可能になります
NotionGTDタスク管理テンプレートに興味がある方はこちらの記事がおすすめ👇


顧客と案件の紐付け
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どの顧客とどの案件が結びついているか、瞬時に確認できます。
ここで紹介しているスマート顧客管理表テンプレートでは、月ごとの売上をロールアップで集計してグラフを自動作成することも可能です。



今回紹介するリレーションとロールアップの活用でここまでできてしまいます!
Notion顧客管理表テンプレートが気になる方はこちら👇


月ごとの売上を管理
色々な商品を販売している際、「今月はどの商品がどれだけ売れたか」が気になりますよね。
私はNotionテンプレートを販売しているので、その各テンプレごとの販売数と売上額をリレーションで紐づけて集計しています。
これは少し高度なやり方なので複雑ですが、非常に便利です!



Notionのリレーションやロールアップは活用の幅がとても広いです!
リレーション・ロールアップでよくあるエラーと解決方法
Notionでリレーションやロールアップ設定時に遭遇しがちなトラブルと、その解決策を紹介します。
初心者の方が陥りやすい問題を中心に解説します。
リレーション先が表示されない場合の対処法
リレーション先が表示されない原因は主に以下の2つです。
- データベースが存在しない
- Notionの読み込みが遅い
データベースが存在しない
たまに、操作を誤ってデータベースを削除してしまったということが起こります。
もし「データベースあったはずなのに見つからない…」と思ったらNotionのゴミ箱を見て消してしまっていないか確認しましょう。
ゴミ箱にあれば復元をして再度リレーションで紐づけをお試しください。
Notionの読み込みが遅い
データベースもちゃんとあるのに、検索をしてもリレーション先が表示されない場合は単純にNotionの読み込みが遅くなっている可能性があります。
その際はページをリロードしてもう一度試してみましょう。
ロールアップが正しく計算されない場合の対処法
ロールアップが正しく計算されない原因は主に「リレーションが設定されていないこと」にあります。
ロールアップは単体では使えず、必ずリレーションとセットで使う必要があります。
ですので、例えばタスク管理データベース内で完了したタスクを集計しようとしてロールアッププロパティを追加しても使えません。
集計用のデータベース(今回でいうとプロジェクト管理データベース)を用意して、リレーションで繋げる必要があります。
データベースが重くなった場合の対処法
特にリレーションを活用して、何個もデータベースを複雑に紐づけている場合、Notionが重くなってしまいます。
数式プロパティ+リレーションといった組み合わせは作業自動化において強力ですが、複雑にし過ぎないようにしましょう。
例えばリレーションで紐づけるのは最大でも3個のデータベース間にする、不要なプロパティは削除する、など重くならない設計をすることが大切です。
Notionが重い場合の解決法5選を以下の記事で解説しています👇


Notionのリレーション・ロールアップに関するよくある質問
Notion初心者の方からよく寄せられるリレーションとロールアップに関する質問をまとめました。
疑問解決の参考にしてくださいね。
- リレーションは何個まで作れますか?
-
技術的な上限はありませんが、使い過ぎるとNotionが重くなる原因になってしまいます。
リレーションは必要最低限の使用に抑え、他のプロパティも不要であれば削除しておくとより良いです。
- 双方向リレーションとは何ですか?
-
リレーション先にもリレーションプロパティを作成する機能です。
リレーション先からも紐づけの操作ができて便利なので私はよく使っています。
- ロールアップの計算は数式プロパティでも代用できますか?
-
はい、代用は可能です。
ただ合計や平均値、チェックありなどの集計はロールアップが簡単です。適材適所で使い分けるのがおすすめです。
Notionの数式を初心者向けに解説した記事はこちら👇
あわせて読みたい【Notion初心者向け】数式ガイド|具体的な使い方を簡単に解説 「Notionの数式機能って難しそう…」「数式の関数の書き方が分からなくて挫折した」「もっと効率的にデータベースを活用したい」 このような悩みを抱えていませんか? 実... - ロールアップなしでリレーションだけ使えますか?
-
はい、可能です。
単にデータベース同士を繋ぐだけなら、リレーションのみで十分です。
集計が必要になったらロールアップを追加しましょう。
- リレーション先のデータベースを削除したらどうなりますか?
-
リレーションプロパティは残りますが、機能しなくなります。
削除前にリレーションを解除するか、別のデータベースに変更しましょう。
- 無料プランでも使えますか?
-
はい、リレーションもロールアップも無料プランで全機能使えます。
Notionの料金プランごとの違いをこちらの記事でまとめています👇
あわせて読みたい【2025年9月最新版】Notionプラン完全比較ガイド ※当記事はアフィリエイトリンクを含みます Notionを始めたいけど、どのプランを選べばいいか迷っていませんか? 「フリープランで十分?」「NotionAIを使うにはどのプラ... - おすすめの練習方法はありますか?
-
Notionで公開されている無料テンプレートを参考に真似をしながらリレーション・ロールアップを作ってみるのがおすすめです。
私はこの方法でリレーション・ロールアップを勉強しました。(たまに複雑なものに出くわして挫折しかけましたが…汗)
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Notionのリレーション・ロールアップ使い方ガイドまとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
・リレーション=データの紐づけ
・ロールアップ=紐づけたデータを集計
といった役割として覚えておけばOKです!
最初は難しいと感じると思いますが、今回学んだ基礎を基に新しいロールアップの計算を試してみたり、リレーション+数式の組み合わせなど遊びながら試してみて欲しいなと思います。
小さく始めて、徐々に拡張していくのがコツです。
もし「自分で設定するのは難しい」「もっと高度な構成を相談したい」という場合は、Notion構築代行サービスもご活用ください。
あなたのNotionライフが、より便利で効率的になることを願っています。
Xやnoteなどで当記事をシェア頂けると嬉しいです!😊
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