「スプレッドシートや他のツールで管理しているデータをNotionにまとめたいけど、CSVインポートってどうやるの?」
「もっと効率よくデータ移行できないかな?」
といったお悩みはありませんか?
この記事を読めば、NotionへのCSVインポート手順からGoogleスプレッドシートの簡単移行、さらにはインポート後のデータ活用術まで全て解決します!
文字化けなどのトラブル対策も網羅し、「Notion×スプレッドシート」で情報管理がより効率的になります。

CSVからNotionのインポートは驚くほど早くて簡単です!(実体験)
NotionへCSVファイルをインポートするメリット
CSVファイルをNotionにインポートすることで、これまでExcelやスプレッドシートなどで管理していた大切なデータを、あっという間にNotionに移すことができます。
私も最初は「データ移行って面倒だな…」と思っていたのですが、CSVインポートを試してみたら、その手軽さとNotionでの活用の幅広さに驚きました。
具体的にどんな良いことがあるのか、一緒に見ていきましょう。
インポートが早く、Notionにすぐ移行できる
まず一番のメリットは、なんといってもデータ移行にかかる時間と手間を大幅に削減できることです。もし、たくさんの情報を一つひとつ手で入力し直すとしたら…考えただけでも気が遠くなりますよね。
CSVファイルを使えば、例えば顧客リストやタスク一覧、経費の記録など、大量のデータも数クリックでNotionのデータベースに取り込めます。
これにより、「さあNotionを始めよう!」と思ったその日から、すぐに本格的な情報整理をスタートできます。
特に、以下のようなケースでは、このスピード感が大きな助けになります。
- これまでExcelやGoogleスプレッドシートで管理していた情報を、Notionで一元的にまとめたいとき。
- 他のツールで使っていたプロジェクトのタスクや進捗データを、まるっとNotionに移したいとき。
- システムから定期的に出力されるCSV形式のレポートを、Notionで分析・活用したいとき。
手入力の時間を節約できる分、Notionの便利な機能を試したり、情報の見せ方を工夫したりする時間に充てられるのは嬉しいポイントです。
Notionのカレンダーやボードビューを使って情報整理できる


CSVファイルをNotionにインポートすると、そのデータはただの表として存在するだけではありません。
Notionのパワフルなデータベース機能と連携し、様々な形で見やすく整理できるようになるのです。
これが二つ目の大きなメリットです。
上の写真について補足すると、以前私はスプレッドシートで「何のテーマについてNotionの記事を書くか」をスプレッドシートで管理していました。
そこでスプシでCSV形式でダウンロードしたのち、Notionにインポートして月間検索数ごとにグループ化して、記事を書いたらチェックをつけるように改良しました。



これができたことで使い勝手がものすごく良くなりました!
インポートしたデータは、Notionデータベースの「ビュー」という機能を使って、あなたの目的に合わせて最適な表示形式を選べます。例えば、こんな活用が考えられます。
ビューの種類 | こんなデータに便利 | 期待できる効果 |
---|---|---|
テーブルビュー | インポート直後のデータ確認、項目が多い一覧データ | スプレッドシートのように全体像を把握しやすく、詳細なデータ確認も簡単 |
ボードビュー(カンバン方式) | タスクリスト(例:未着手、進行中、完了)、アイデアの進捗管理 | プロジェクトの進捗状況が一目で分かり、チームでの情報共有もスムーズに |
カレンダービュー | イベントスケジュール、コンテンツの公開予定日、個人の予定 | 日付に基づいた情報を直感的に把握でき、計画的な行動をサポート |
リストビュー | シンプルな情報の一覧(例:会議の議事録リスト、ブックマーク) | 必要な情報を素早く確認でき、特にスマートフォンでの閲覧に適しています |
ギャラリービュー | 画像付きの製品カタログ、デザイン案、ポートフォリオ | 視覚的な情報を魅力的に表示し、内容をイメージしやすくします |
このように、ただのデータだったCSVファイルが、Notionのビュー機能を通じて「使える情報」へと生まれ変わるのです。
情報が整理されると、次にとるべきアクションも見えやすくなりますよね。
Notion内の他のページとも連携が可能になる
三つ目のメリットは、インポートしたデータがNotionデータベースになることで、Notion内の他の情報と簡単につなげられるようになる点です。
情報がバラバラに存在していると、全体像が見えにくくなってしまいますが、Notionならその心配もありません。
具体的には、「リレーション」や「ロールアップ」といったNotionならではの機能が活躍します。
- リレーション: 例えば、CSVでインポートした「顧客リスト」と、別途作成した「プロジェクト管理」データベースを関連付けることができます。これにより、「この顧客はどのプロジェクトに参加しているのか?」といった情報がすぐに分かるようになります。
- ロールアップ: リレーションで繋いだ先のデータベースから、特定の情報を自動で集計して表示できます。上記の例なら、「顧客リスト」に、それぞれの顧客が関わっている「プロジェクトの数」や「最新のプロジェクト進捗」などを表示させることが可能です。
これらの機能を駆使することで、CSVで取り込んだデータを核として、より深い分析や効率的な情報管理が実現できます。
Excelやスプレッドシートだけでは難しかった、情報同士の複雑な関連付けも、Notionなら直感的に行えるのが魅力です。



リレーション・ロールアップの記事は作成予定です!
【最新アプデ】スプレッドシートをNotionに埋め込んで直接編集できるように
最後に、CSVインポートとは少し異なりますが、2025年6月にスプレッドシートをNotionに埋め込んでページ上でそのまま編集できるようになりました!
もちろん「全てNotionでやればいい!」という話ではないですが、インポート以外に選択肢が広がるのは良いですよね。
Notion CSVインポート前の準備と重要な注意点
NotionへCSVファイルをインポートする作業は、慣れてしまえばとても簡単です。
しかし、何も準備せずに進めてしまうと、「文字化けしちゃった!」「データがうまく取り込めない…」なんてトラブルに見舞われることも。
そうならないために、ここではインポート前に押さえておきたい準備と、特に重要な注意点を分かりやすく解説しますね。
これらのポイントを事前にチェックしておけば、スムーズなデータ移行が実現できるはずです。



「とにかくまずはインポートを先にやりたい!」という方は次の段落に進んでOKです!
Notionが対応しているCSVファイルの形式について
まず最初に、NotionがどんなCSVファイルを受け付けてくれるのかを知っておくことが大切です。Notionは非常に柔軟ですが、いくつかの基本的なルールがあります。
基本的には、カンマ(,)で各データが区切られ、行が改行で区切られている標準的なCSVファイルであれば問題ありません。ExcelやGoogleスプレッドシートからエクスポートしたCSVファイルは、通常この形式になっています。
NotionにCSVファイルをインポートすると、1番上の行がNotionデータベースのプロパティ名として自動的に設定され、2行目以降のデータが各アイテムとして取り込まれます。↓




この仕組みを理解して、1番上の行はプロパティに来る項目の名前にしておきましょう。
より詳しい情報や、CSV以外のファイル形式(Excelなど)からのインポートについては、Notionの公式ヘルプページ「データのインポート」も参考にしてみてください。
文字コードUTF-8の確認と変換方法の解説
CSVインポートで最もつまずきやすいのが、この「文字コード」の問題です。
特に日本語のデータを含む場合、文字コードは必ず「UTF-8」形式で保存されている必要があります。
これ以外の文字コード(例えばShift_JISなど)で保存されたCSVファイルをインポートしようとすると、高確率で文字化けが発生してしまいます。
「UTF-8って何?」と思うかもしれませんが、簡単に言うと「コンピューターが文字を理解するための世界共通のルールの一つ」です。
これが合っていないと、Notionが文字を正しく読み取れないんですね。
お使いのCSVファイルがUTF-8かどうかを確認し、もし違っていたら変換する方法を見ていきましょう。
UTF-8形式かどうかの確認方法
- Windowsの場合:
- CSVファイルを「メモ帳」で開きます。
- 「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
- ダイアログボックス下部にある「エンコード」の項目を確認し、「UTF-8」または「UTF-8 (BOM付き)」となっていればOKです。
- macOSの場合:
- CSVファイルを「テキストエディット」で開きます。
- もし正しく表示されない(文字化けしている)場合は、開く際にエンコーディングを指定し直す必要があります。「ファイル」メニューから「開く」を選び、ダイアログ下部の「標準テキストのエンコーディング」で「日本語(Shift JIS)」などを試して開き、その後UTF-8で保存し直します。
- 正しく開けた場合は、通常UTF-8であることが多いですが、念のため保存時に確認しましょう。
- GoogleスプレッドシートやExcelからエクスポートする場合:
最近のバージョンであれば、CSV形式でエクスポートする際に自動的にUTF-8で保存されることが多いです。ただし、環境によっては異なる場合もあるため、念のため上記の方法で確認することをおすすめします。
UTF-8形式への変換方法
もしCSVファイルがUTF-8形式でなかった場合は、以下の方法で変換できます。
OS/ツール | 変換手順 |
---|---|
Windows (メモ帳) |
|
macOS (テキストエディット) |
|
各種テキストエディタ (VSCodeなど) | 高機能なテキストエディタ(Visual Studio Code、サクラエディタなど)を使っている場合は、エディタの機能で文字コードを簡単に確認・変換できます。通常、画面下部のステータスバーに現在の文字コードが表示されており、そこから変更可能です。 |
文字コードの確認と変換は、CSVインポートを成功させるための非常に重要なステップです。
少し手間に感じるかもしれませんが、ここをしっかり押さえておけば、後のトラブルを大幅に減らせますよ。
CSVファイルのヘッダー行設定とデータ整理のコツ
少し前にも説明しましたが、CSVファイルをNotionにインポートする際、そのファイルの1行目(ヘッダー行)がNotionデータベースの各列の「プロパティ名」として自動的に設定されます。
このヘッダー行を事前にきちんと設定しておくことで、インポート後のデータベースが格段に使いやすくなります。
例えば、顧客リストのCSVファイルなら、1行目に「氏名」「会社名」「メールアドレス」「電話番号」といった具体的な項目名を設定しておくと、Notionにインポートした際にそのままプロパティ名として反映され、すぐにデータの内容を把握できます。
以下に、ヘッダー行設定とデータ整理のコツをまとめました。
- 分かりやすいヘッダー名にする:
誰が見ても内容が理解できるような、具体的で簡潔な名前をつけましょう。例えば、「日付」ではなく「契約日」、「金額」ではなく「請求金額」など、より具体的にすると後でデータを見返すときに便利です。
- ヘッダー名はユニークにする:
同じヘッダー名が複数あると、Notion側で区別がつかなくなる可能性があります。各列のヘッダー名は重複しないようにしましょう。
- 不要な列や行は削除する:
Notionに取り込む必要のないデータ列や、テストデータなどの不要な行は、インポート前にCSVファイルから削除しておきましょう。データがスッキリして管理しやすくなります。
- 空白セルの扱いを考える:
データの中に空白のセルがある場合、Notionでは空のプロパティとしてインポートされます。意図しない空白であれば事前にデータを埋めるか、Notion側で後から対応するかを考えておきましょう。
- データ型をある程度意識する:
Notionのプロパティには「テキスト」「数値」「日付」「セレクト」など様々なタイプがあります。CSVの段階では全てテキストとして扱われることが多いですが、例えば日付データは「YYYY/MM/DD」や「YYYY-MM-DD」のように一貫した形式で入力しておくと、Notion側で日付プロパティに変換しやすくなります。
- 特殊文字や記号に注意する:
ヘッダー名やデータ内にNotionが解釈しづらい特殊文字や記号(特にプログラムで意味を持つものなど)が含まれていると、予期せぬエラーの原因になることがあります。可能な範囲でシンプルな文字に置き換えることを検討しましょう。
これらの準備をインポート前に行うことで、Notionでのデータ活用がよりスムーズに、そして快適にスタートできます。少しの手間をかけるだけで、後々の作業効率が大きく変わってきますよ。
GoogleスプレッドシートからNotionへデータを簡単に移行する手順
Googleスプレッドシートで管理しているデータをNotionに移したいけど、「なんだか難しそう…」「時間がかかりそう…」と悩んでいませんか?
実は、いくつかのステップを踏むだけで、驚くほど簡単に、そしてスピーディーにデータを移行できるんです。
私も最初は手作業でコピペしていたのですが、この方法を知ってからは作業効率が格段に上がりました。
この章では、Googleスプレッドシートに保存されている大切なデータを、Notionの強力なデータベース機能で活用できるようにするための具体的な手順を、Notion初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
GoogleスプレッドシートをCSV形式でエクスポートする方法
まず最初のステップは、Notionにインポートするための準備として、GoogleスプレッドシートのデータをCSV(カンマ区切り)ファイルとして書き出す(エクスポートする)作業です。
CSVファイルは、Excelや他の多くのアプリケーションでも利用できる汎用的なファイル形式なので、覚えておくととても便利ですよ。
以下の手順で、GoogleスプレッドシートからCSVファイルをダウンロードしましょう。
ステップ1:Googleスプレッドシートを開く


最初に、Notionに移行したいデータが入力されているGoogleスプレッドシートのファイルを開いてください。対象のファイルが正しいか、移行したいデータが最新の状態になっているかを確認しておきましょう。
ステップ2:「ファイル」→「ダウンロード」→「カンマ区切り形式(.csv)」を選択


スプレッドシートが開いたら、画面の左上にある「ファイル」というメニューをクリックします。
すると、ドロップダウンメニューが表示されますので、その中から「ダウンロード」→「カンマ区切り形式(.csv)」を選択してください。
これをクリックすると、お使いのパソコンにCSVファイルがダウンロードされます。
通常、ブラウザで設定している「ダウンロード」フォルダに保存されますので、後で探しやすいように場所を覚えておいてくださいね。
※ここで一つ注意点があります。
もしお使いのGoogleスプレッドシートに複数のシート(例:Sheet1, Sheet2など)がある場合、現在アクティブになっている(表示されている)シートのみがCSVファイルとしてエクスポートされる仕様になっています。
複数のシートのデータをNotionに移行したい場合は、お手数ですがシートごとにこのエクスポート操作を繰り返して、それぞれのCSVファイルを作成してください。
エクスポートしたCSVファイルをNotionにインポートする流れ
GoogleスプレッドシートからCSVファイルが無事にダウンロードできたら、いよいよNotionへのインポート作業です!
こちらもNotionの直感的で分かりやすいインターフェースのおかげで、迷うことなくスムーズに進められますので安心してください。
ステップ1:Notionでインポート先のページを開くか新規作成する
まず、Notionのワークスペースを開き、先ほどエクスポートしたCSVデータをインポートしたいページに移動します。
既存のページにデータベースとして追加しても良いですし、この機会に「ページを追加」から新しいページを作成して、そこにインポートするのも良いでしょう。個人的には、データを整理しやすいように、インポート専用の新しいページを用意するのがおすすめです。
例えば、「顧客リスト(CSVからインポート)」のような分かりやすいページタイトルをつけておくと、後から見返したときに便利ですよ。
ステップ2:ページの右上の「・・・」メニューから「インポート」を選択


インポート先のNotionページが開いたら、画面の右上にある「・・・」(三点リーダーやミートボールメニューとも呼ばれます)の形をしたメニューアイコンをクリックしてください。
そこから「インポート」という項目を探して選択しましょう。
ステップ3:「CSV」を選択し、ダウンロードしたファイルを選ぶ


「インポート」を選択すると、↑の画像のような画面が表示されるので「CSV」を選択します。
するとインポートが開始されるので完成まで待つだけです。
私は2000行くらいあったのですが、30秒くらいで完成しました。


インポートが終わったら、プロパティを追加・変更したりビューを変えてみたりなど自由にカスタマイズしてみてください。
※インポートされたものはページ内ではなく「データベースのみ」としてインポートされるのでプライベートページの欄で独立して存在します。
そこで、これをドラッグ&ドロップで最初に新規追加したページ内に入れてください。


これでCSVからNotionへのインポートは終了です!とても簡単でしたよね。
この手順で、これまでスプレッドシートで管理していた様々な情報をNotionに集約し、より効率的な情報管理を始めてみましょう!
CSVインポート後のNotionデータベース活用テクニック
CSVファイルをNotionにインポートできたら、いよいよ本格的なデータベース活用の始まりですね!
でも、「インポートしたはいいけど、この後どうすればもっと便利になるの?」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も最初はそうでした。せっかくデータを入れたのに、ただの一覧表のままではもったいないですよね。
実は、Notionにはインポートしたデータを劇的に使いやすく、見やすくするための機能がたくさん備わっているんです。
この章では、インポートしたCSVデータを最大限に活かすための、Notionデータベースの活用テクニックを分かりやすくご紹介します。
インポートしたデータのプロパティを追加してより細かく整理


CSVからインポートしたデータは、最初の列が「名前」プロパティになり、他の列もテキストプロパティとして取り込まれることが多いです。
でも、それだけではデータの種類に応じた整理がしにくいですよね。そこで活躍するのが「プロパティ」の追加と編集です。
プロパティとは、データベースの各項目が持つ情報の種類や属性を指定するものです。例えば、タスクリストなら「期限」「担当者」「ステータス」などがプロパティにあたります。
これらを適切に設定することで、データの整理や検索が格段にしやすくなります。
プロパティの追加・編集方法
プロパティを追加・編集するのはとっても簡単です。
- データベースの右上にある「プロパティ」(テーブルビューの場合は列ヘッダーの「+」や既存のプロパティ名、またはデータベース右上の「・・・」メニュー内の「プロパティ」)をクリックします。
- プロパティの種類(テキスト、数値、セレクト、日付など)を選択し、必要に応じてオプションを設定します。
例えば、インポートしたデータに日付情報が含まれているなら、その列のプロパティタイプを「日付」に変更してみましょう。
そうすることで、カレンダービューで表示したり、日付で並び替えたりできるようになります。
よく使われるプロパティの種類と活用例
Notionには様々な種類のプロパティがあります。ここでは代表的なものと、その活用例をいくつかご紹介しますね。
プロパティの種類 | 説明 | 活用例 |
---|---|---|
テキスト | 短い文章やメモを入力します。 | 顧客名、商品名、備考など |
数値 | 数字を入力します。合計や平均などの計算も可能です。 | 価格、数量、年齢、進捗率(%)など |
セレクト | あらかじめ設定した選択肢から1つを選びます。色分けも可能です。 | ステータス(未着手、作業中、完了)、優先度(高、中、低)など |
マルチセレクト | あらかじめ設定した選択肢から複数を選べます。タグ付けに便利です。 | タグ、カテゴリ、担当部署(複数兼任の場合)など |
日付 | 日付や時刻を入力します。リマインダー設定も可能です。 | 期限日、作成日、イベント開催日など |
ユーザー | ワークスペースのメンバーを割り当てます。通知にも利用できます。 | タスクの担当者、案件の責任者など |
チェックボックス | 完了・未完了などをチェックで管理します。シンプルで分かりやすいです。 | タスクの完了チェック、持ち物リストの確認など |
URL | ウェブサイトのリンクを保存します。クリックでページを開けます。 | 参考資料のURL、関連ページのリンクなど |
メール | メールアドレスを保存します。クリックでメーラーが起動します。 | 連絡先のメールアドレスなど |
電話番号 | 電話番号を保存します。クリックで通話アプリが起動することもあります。 | 連絡先の電話番号など |
これらのプロパティを目的に合わせて組み合わせることで、CSVからインポートしたデータが格段に扱いやすくなりますよ。
フィルター・並び替え機能でインポートした情報をまとめる


たくさんのデータをインポートしたのは良いけれど、「情報が多すぎて見たいものがすぐに見つからない…」なんてこと、ありますよね。そんな時に役立つのが「フィルター」と「並び替え」機能です。
これらの機能を使いこなせば、膨大なデータの中から必要な情報だけを瞬時に抽出し、見やすい順番に整理することができます。
フィルター機能で必要なデータだけを表示
フィルター機能を使うと、設定した条件に合致するデータだけを表示させることができます。例えば、「ステータスが『未着手』のタスクだけ見たい」「今月期限の案件だけをリストアップしたい」といった場合に便利です。
フィルターの設定は、データベース上部にある「フィルター」から行います。
プロパティを選び、条件(例:「次と等しい」「次を含む」など)と値を設定します。複数の条件を組み合わせることも可能で、「AND」(すべての条件を満たす)や「OR」(いずれかの条件を満たす)といったロジックも使えます。これにより、より複雑な絞り込みも簡単に行えます。
並び替え機能でデータを整理整頓
並び替え機能は、特定のプロパティを基準にしてデータを昇順(小さい順、古い順、あいうえお順など)または降順(大きい順、新しい順、逆あいうえお順など)に並べ替える機能です。
例えば、「期限が近い順にタスクを並べたい」「売上が高い商品順にリストを見たい」といった場合に活用できます。
データベース上部の「並び替え」から設定でき、プロパティを選んで昇順か降順かを指定します。複数のプロパティを組み合わせて並び替えの優先順位を設定することも可能です。
これで、データが格段に見やすく、分析しやすくなりますね。
他のデータとリレーションで連携してデータベースの強みを活かす
Notionのデータベースが本当に強力なのは、複数のデータベース同士を「リレーション」でつなげられる点です。
CSVでインポートしたデータも、このリレーション機能を活用することで、その価値を何倍にも高めることができます。
「リレーションって何だか難しそう…」と感じるかもしれませんが、一度理解してしまえばこれほど便利な機能はありません。
例えば、「顧客リスト」データベースと「案件管理」データベースをリレーションで紐づければ、どの顧客がどの案件に関わっているのかが一目でわかるようになります。
リレーションのメリット
- 情報の一元管理:関連する情報が自動で紐づくため、あちこちのページを探し回る必要がなくなります。
- データの重複入力防止:例えば顧客情報を一度登録すれば、案件管理側ではその顧客を選択するだけで済み、何度も同じ情報を入力する手間が省けます。
- 複雑な情報構造の実現:プロジェクト管理、タスク管理、ドキュメント管理など、様々な情報を有機的に結びつけることができます。
リレーションの設定方法
リレーションは、プロパティの一種として設定します。
- リレーションを設定したいデータベースで、新しいプロパティを追加します。
- プロパティの種類で「リレーション」を選択します。
- 連携させたい他のデータベースを選択します。
- 必要に応じて、連携先のデータベースにもリレーションプロパティを表示するか(双方向リレーション)、リレーションの上限数などを設定します。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、実際に試してみるとその便利さに驚くはずです。
CSVからインポートしたデータをハブにして、Notion内に情報ネットワークを構築していきましょう。
Notionの様々なビューと組み合わせてデータを見やすく可視化
せっかく整理したデータも、ずっと表形式(テーブルビュー)で見ているだけでは、そのデータの持つポテンシャルを最大限に引き出せているとは言えませんよね。
Notionのデータベースには、データを様々な角度から見やすく表示するための「ビュー」機能が豊富に用意されています。
インポートしたCSVデータも、これらのビューを切り替えることで、まるで別のツールを使っているかのように多角的に情報を捉えることができます。
代表的なビューの種類と活用シーン
Notionには、目的に応じて使い分けられる多様なビューがあります。ここでは、特に活用頻度の高いビューをいくつかご紹介します。
ビューの種類 | 特徴 | CSVインポートデータの活用例 |
---|---|---|
テーブルビュー | スプレッドシートのような表形式。最も基本的なビューで、多くの情報を一覧できます。 | インポート直後のデータ確認、項目ごとの比較検討、数値データの集計。 |
ボードビュー | カンバン方式でカードをドラッグ&ドロップで移動可能。進捗管理に最適です。 | タスクリストをインポートし、「ステータス」プロパティ(例:未着手、進行中、完了)でグループ化して進捗を可視化。 |
カレンダービュー | 日付プロパティに基づいてカレンダー形式で表示。予定や期限の管理に役立ちます。 | イベントリストや締切日一覧をインポートし、月間・週間スケジュールを直感的に把握。 |
リストビュー | シンプルな縦長のリスト形式。各アイテムの内容を少しだけ表示でき、モバイルでも見やすいです。 | 連絡先リストやアイデアメモをインポートし、手軽に確認・検索。 |
ギャラリービュー | 画像やページコンテンツのプレビューをカード形式で美しく表示。視覚的な情報整理に向いています。 | 商品カタログ情報(画像URL含む)やポートフォリオ作品リストをインポートし、視覚的に魅力的な一覧を作成。 |
タイムラインビュー | プロジェクトの期間や依存関係をガントチャート風に可視化。長期的な計画管理に適しています。 | プロジェクト計画やマイルストーン(開始日・終了日含む)をインポートし、進捗と期間、タスク間の関連性を管理。 |
これらのビューは、データベース左上のビュー名が表示されている部分(デフォルトは「テーブル」)をクリックし、「+ビューを追加」から簡単に作成・切り替えができます。
同じデータでも、ビューを変えるだけで新しい発見があるかもしれませんよ。
ぜひ、インポートしたデータに最適なビューを見つけて、日々の業務や情報整理に役立ててくださいね。
NotionへのCSVインポート時によくある問題とその解決策
NotionへのCSVインポートは非常に便利な機能ですが、時々「あれ、うまくいかないぞ?」と困ってしまうこともありますよね。
私も最初は何度かエラーに遭遇して、頭を抱えた経験があります。
でも大丈夫です。よくある問題にはパターンがあって、解決策もちゃんと用意されています。
この章では、そんなCSVインポート時の一般的なトラブルとその具体的な対処法を、分かりやすく解説していきますね。
CSVインポート時に文字化けが発生する場合の対処法
CSVファイルをNotionにインポートしようとしたら、日本語や特殊な記号が「???」や意味不明な文字列に変わってしまった、という経験はありませんか?これは「文字化け」と呼ばれる現象で、CSVファイルの文字コードが原因であることがほとんどです。
Notionは、UTF-8という文字コード形式を標準としています。そのため、CSVファイルが異なる文字コード(例えばShift_JISなど)で保存されていると、Notionが正しく文字を認識できずに文字化けが発生してしまうのです。
でも、ご安心ください。以下の手順で解決できます。
文字コードをUTF-8に変換して保存する
お使いのOSやソフトウェアによって手順は異なりますが、代表的な方法をご紹介します。
Windowsの場合:
- 文字化けしたCSVファイルをメモ帳で開きます。
- 「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
- ダイアログボックス下部にある「文字コード」のドロップダウンリストから「UTF-8」を選択します。
- そのまま保存します。既存のファイルに上書きするか、新しいファイル名で保存してください。
もしメモ帳でうまくいかない場合は、VSCodeやサクラエディタといった高機能なテキストエディタを使用すると、より確実に文字コードの確認と変換ができます。
macOSの場合:
- CSVファイルをテキストエディットで開きます。
- 「ファイル」メニューから「複製」を選択し、新しいウィンドウでファイルを開きます(元のファイルを直接編集しないため)。
- 新しいウィンドウで「ファイル」メニューから「保存」を選択します。
- 保存ダイアログが表示されたら、「標準テキストのエンコーディング」または「フォーマット」の項目で「UTF-8」を選択します。
- ファイル名を確認し、保存します。
これらの手順でUTF-8に変換したCSVファイルを再度Notionにインポートすれば、文字化けが解消されるはずです。
特にExcelで作成・編集したCSVファイルはShift_JISで保存されやすいので、インポート前には必ず文字コードを確認する習慣をつけると良いでしょう。
データが正しく区切られない場合の確認ポイントと修正
インポートしたデータが、意図しないところで区切られていたり、複数の列が1つのセルにまとまってしまったりすることがあります。
これは、CSVファイルの「区切り文字(デリミタ)」がNotionの想定と異なっているか、データ自体に問題がある場合に起こります。
CSVファイルは「Comma Separated Values」の略で、その名の通り、通常はカンマ(,)でデータが区切られています。しかし、ファイルによってはタブやセミコロン(;)が区切り文字として使用されていることもあります。
確認ポイントと修正方法
以下の表に、よくある原因と対処法をまとめました。
問題の状況 | 主な原因 | 確認ポイントと修正方法 |
---|---|---|
データが1列にまとまってしまう | 区切り文字がカンマ以外(タブ、セミコロンなど)になっている | CSVファイルをテキストエディタで開いて、何でデータが区切られているか確認します。もしカンマ以外であれば、元データ(Excelやスプレッドシート)のエクスポート設定で区切り文字をカンマに指定し直してエクスポートしてください。 または、テキストエディタの置換機能で、実際の区切り文字(例:タブ)をカンマ(,)に一括置換する方法もありますが、データ内容によっては意図しない置換が発生する可能性もあるため注意が必要です。 |
データ内のカンマで意図せず区切られてしまう | データ自体にカンマが含まれており、かつそのデータが引用符(ダブルクォーテーション “)で囲まれていない | CSVの標準的な仕様では、データ内に区切り文字と同じ文字(この場合はカンマ)が含まれる場合、そのデータ全体をダブルクォーテーションで囲む必要があります(例: “これは、カンマを含むデータです”)。 ExcelやGoogleスプレッドシートから正しくエクスポートすれば通常は自動で処理されますが、手動でCSVを作成・編集した場合はこの点を確認し、必要であれば修正してください。 |
空の列や行が余分に作成される | 元データに不要な空の列や行が含まれている、または末尾に余分なカンマがある | インポートする前に、元データ(Excelやスプレッドシート)で不要な空の列や行を完全に削除してください。また、テキストエディタでCSVファイルを開き、行の末尾に不要なカンマが連続していないか確認し、あれば削除します。 |
これらのポイントを確認・修正することで、データが正しく区切られてNotionのデータベースにきれいに収まるはずです。焦らず一つずつチェックしてみてくださいね。
インポートエラーが表示された際のトラブルシューティング
「インポートに失敗しました」といったエラーメッセージが表示されて、CSVファイルがNotionに取り込めないこともあります。そんな時は、いくつかの原因が考えられます。
一般的なエラー原因と対処法
- ファイル形式が正しくない
Notionにインポートできるのは、拡張子が「.csv」のファイルです。
Excelのファイル(.xlsxや.xls)のままではインポートできません。必ずCSV形式でエクスポートまたは保存し直してください。
- ヘッダー行の問題
CSVファイルの1行目は、Notionデータベースのプロパティ名(列のタイトル)となるヘッダー行である必要があります。
ヘッダー行が空だったり、正しく設定されていなかったりするとエラーの原因になります。データが2行目から始まるように、1行目には必ず適切な列名を記述してください。
- ファイルサイズやデータ量の制限
非常に大きなCSVファイル(数十MB以上)や、膨大な行数・列数のデータを一度にインポートしようとすると、Notionの処理能力の限界を超えてエラーになることがあります。
その場合は、ファイルをいくつかに分割して、少量ずつインポートしてみてください。
- 特殊文字や不正なデータ形式
データの中に、Notionが解釈できない特殊文字や制御文字が含まれていたり、特定のプロパティタイプ(日付、数値など)に合わない形式のデータが入っていたりすると、エラーを引き起こすことがあります。
インポート前にデータ全体を見直し、不審な箇所がないか確認しましょう。特に日付形式は「YYYY/MM/DD」など、Notionが認識しやすい形式に統一しておくと安心です。
- Notion側の一時的な問題
ごく稀にですが、Notionのサーバー側で一時的な障害が発生していて、インポート処理がうまくいかないこともあります。
他の操作は問題ないか、しばらく時間をおいてから再度試してみる、Notionの公式Twitterやステータスページで障害情報が出ていないか確認する、といった対応も有効です。
エラーメッセージが表示された場合は、その内容をよく読んでみましょう。
具体的な原因の手がかりが示されていることもあります。もし解決しない場合は、一度シンプルな少量のデータでテストインポートを試みるなど、問題の切り分けを行うと原因究明に繋がることがありますよ。
諦めずにトライしてみてくださいね。
まとめ
NotionへのCSVインポート、最初は少し戸惑うこともあるかもしれませんね。
でも、この記事で解説した手順や注意点を押さえれば、Googleスプレッドシートなどに溜まった大切なデータも、スムーズにNotionへお引越しできるんです。
文字コードの確認やヘッダー行の整理といった下準備をしっかり行うことで、インポート後のデータ活用が格段にしやすくなります!
せっかくNotionを使うなら、CSVインポートをマスターして、情報整理をもっと効率的に、そして楽しく進めていきましょう。
この記事が、あなたのNotion活用の一助となれば幸いです。
コメント