MENU

Notionコメント機能の3つの使い方【プロが解説】

Notionのコメント機能の使い方やメリット、実際の活用例を詳しく解説します。

この記事を読むことで、共同作業やフィードバック、記録の効率化方法が分かり、日々の業務やプロジェクト管理にすぐ活かせる知識が得られます。

コメント機能でNotionでのチーム効率が向上します!

目次

Notionのコメント機能とは何か

基本機能の紹介と特徴

Notionのコメント機能は、ドキュメントやデータベースページ、テーブルなど、さまざまな場所で使える便利なコミュニケーション手段です。

ページ上部や特定のテキスト、データベースのセルごとにコメントを追加できるため、内容に対する意見やフィードバック、質問、指摘がピンポイントで伝えられます。

コメントは、他のチームメンバーに通知されるため、リアルタイムでスムーズにやり取りできるのも大きな特徴です。

また、コメントごとにスレッド形式で会話を続けられるため、やりとりが分かりやすく履歴として残ります。

個人だけでなく、小規模なチームから大規模な組織まで効果的にコラボレーションを促進するのが、Notionのコメント機能の魅力です。

コメントの種類主な用途通知の有無
ページ上部のコメントページ全体への意見や連絡あり
特定箇所のコメント該当する部分への具体的な指摘・質問あり
データベースコメントタスクや案件進捗の記録、メモあり

コメントと他のコミュニケーション手段の違い

Notionのコメント機能と、チャット(Slack、Microsoft Teamsなど)やToDoのチェックリストといった他の連絡手段との違いについても触れておきましょう。

コメントは、Notion上のページやデータベースに直接紐づくため、その情報に関して必要となるやり取りを文脈ごとに整理できます。

例えば、チャットアプリでドキュメントについて議論すると、あとから内容を探す手間や履歴の追跡が大変になりがちです。Notionであれば、該当ページやタスク内に意見や質問が残せるので、新しく関わるメンバーも経緯を一目で把握できます。

また、コメント機能では特定のユーザー宛にメンション(@)を付けて通知を送れるので、タスクの依頼や確認をより確実に伝えることも可能です。コメントごとにやり取りがまとまり、プロジェクトの進行や編集作業の管理が効率化します。

使い方1:ページ上部にコメントを残す

1つ目の機能として、ページ上部にコメントを残すことができます。

一番目立つ箇所で誰もが最初に目にする箇所なので主に、全体で必ず共有すべき事項を知らせる際によく使われます。

ページ上部にコメントを残すメリット

Notionでページ上部にコメントを残すと、プロジェクトの参加メンバー全員が最初に目を通す場所で意見や要望を共有できるため、コミュニケーションがとても円滑になります。

特に、ページ全体に関するアナウンスや総括的なフィードバックを伝えたいときに最適です。

コメントは随時履歴として残るため、やり取りの経緯を振り返ることにも役立ちます。

また、@メンション機能を使って担当者の呼びかけやフォローアップも簡単にできるので、タスクの漏れ防止や迅速な意思決定にもつながります。

活用シーン上部コメントのメリット
全体のお知らせページを開いた全員の目に入りやすい
レビューの依頼確認やフィードバックの呼びかけを明確に伝えられる
意思決定事項の記録重要な流れや決議内容が後からも一目で分かる

活用例1:ページ全体に関する質問や提案

たとえば、Notionで作成した会議議事録やプロジェクト計画ページの上部に、「資料の内容で不明点がある方はコメントください」や「スケジュール案について他に意見があればご記入ください」などとコメントを書き込む方法が挙げられます。

このように記載しておくと、ページ全体に向けた問いかけや提案事項が他の重要な情報に埋もれず、確実に共有されやすいというメリットがあります。

また、メンバーが返信コメントで意見を書き合うことで、ディスカッションの場としても活用できます。

活用例2:議論・意思決定の記録としての利用方法

プロジェクトの進行やチームの方針に関して重要な決定があった場合は、「4月10日の会議で○○について承認されました」「この資料は最新版です」といった記録を上部コメントに残しておくと良いでしょう。

この方法を使うと、後から参加したメンバーも決定の経緯や注意事項を把握しやすくなります。

履歴として確認することも簡単なため、情報伝達のミスや確認不足によるトラブルを未然に防ぐことが可能です。

使い方2:ページ内の指定箇所にコメントを書く

Notionではドキュメントやプロジェクト管理ページ上の任意のテキストやブロックにコメントを追加することができます。

この機能を活用すると、具体的な内容ごとに意見やフィードバックを集約でき、効率良く内容の改善や意思疎通を図れます。共同作業をするグループやチームだけでなく、個人のメモとしても有用です。

ページ内の指定箇所にコメントを書くメリット

ページ全体ではなく特定の内容やセクションごとに指摘や提案を残せるのが最大の特徴です。

たとえば、文章の一文や表、画像など様々なブロックを選択してコメントできるため、どの部分に対する意見かが明確になります。

メリット具体例
指摘箇所が明確誤字や事実誤認など、問題箇所の特定が容易
フィードバックが効率化議論が盛り上がる部分に集中して意見を集めやすい
履歴の管理がしやすい後からどの場所にどんなコメントがあったか追いやすい

活用例1:具体的な内容へのフィードバック

資料作成やミーティング議事録などチームで編集するドキュメントにおいて、「ここの表現をもっと分かりやすくできませんか?」、「このデータの出典は何ですか?」といった具体的な指摘や質問がページ内の該当部分に直接残せます。

これにより、編集者やメンバーがどこを修正すればよいのか即座に分かるため、業務の効率向上につながります。

活用例2:誤字脱字や表現の改善提案

プレゼン資料や社内マニュアルのチェック時に、文章中の誤字脱字の指摘や表現の修正提案もスムーズに行えます。

たとえば、誤字を見つけたらその部分を選択してコメントを付し、誰が・いつ・どんな指摘をしたのかを明確に記録できます。

一つひとつ指摘箇所が可視化されるので、後から見返して修正漏れを防ぐ際にも役立ちます。

使い方3:データベースにコメントを書く

データベースの項目ごとにもコメントを書くことができます。

データベースをメインに商品や顧客情報を管理している場合、データベースにコメントを書くのが有効です。

資料を添付することもできるので必要な個所に必要な情報を集約できます。

データベースにコメントを書くメリット

Notionのデータベースでは、各アイテムごとにコメントを残すことができます。

これにより、タスクや案件ごとのコミュニケーション履歴を一元管理できる点が最大のメリットです。例えばプロジェクト管理や営業管理、採用活動など、進行中の多くの情報や議論を、個々のアイテム単位で記録可能です。

また、コメントには@メンション機能を使うことで、関係者へリアルタイムに通知を送り、スムーズな意思疎通に役立てることもできます。

会議やメールをわざわざ使わずとも、データベース上でやりとりが完結するため、業務のスピードも向上します。

データベースでの主なコメント用途期待できる効果
営業案件・商談進捗の経過記録状況やポイントを履歴管理し、担当引き継ぎ時もスムーズ
タスクの細かな伝達事項や注意点後から見返せる情報が増え、ミスや認識違いを防止できる
採用選考プロセスのメモ・フィードバック担当間での情報共有や評価が迅速に

活用例1:営業案件の進捗記録

営業チームで顧客対応を進める際には、Notionのデータベースごとに、面談記録・商談内容・顧客からの質問や要望をコメントに記録するのがおすすめです。

例えば、「●月●日にA社と商談。新サービスの価格に関心あり。次回見積もりを提出予定」のように、日時や要点を簡潔に書き残せます。

これにより、全営業メンバーが案件ごとの状況をすぐに確認でき、引き継ぎミスも防ぎやすくなります。

さらに、@メンションで責任者へ確認依頼も可能です。

活用例2:タスクの進行状況メモ

個人またはチームでToDoリストやプロジェクト管理をしている場合にも、進捗や課題をタスクごとにコメントで残すと便利です。

例えば、「デザイン案提出済み。フィードバック待ち」や「レビュー済、修正依頼あり。来週対応予定」など、作業の現状と次にやるべきことをコメントで記録できます。

このように、時系列でコメントを追加していけば、タスクの経緯や課題の流れがひと目で分かるため、タスクの漏れや認識違いを減らせます。メンバー同士での進捗共有や、リモートワークでも活用しやすいのが特徴です。

Notionコメント機能を便利に使うコツ

Notionのコメント機能を使いこなすことで、チームのやり取りがスムーズになり、情報管理も格段に快適になります。

ここでは、日々の業務で役立つ便利なテクニックや設定について解説します。

コメントサイドバーを活用

Notionではコメントの内容が見落とされてしまうことがありますが、ページ右上にあるコメントサイドバーを活用することで、過去のコメントを確認できます。

コメントサイドバーを開くとこんな画面になっています。

ここから返信したり、解決したらチェックを押すこともできます。

もしコメントが多い場合はフィルター機能を使って必要なコメントだけ表示させることも可能です。

履歴が全て閲覧できるので、後から見返したときにもトラブルを防ぎやすくなります。

コメントの権限設定とプライバシー対策

Notionのコメント機能はチームやグループで利用されることが多いため、コメントの権限設定やプライバシーへの配慮も大切です。

チームで共有する場合は以下の権限レベルを参考に招待すると良いです。

権限レベルできることタスク管理での活用場面
フルアクセス権限編集、共有設定の変更、削除など全ての操作プロジェクトマネージャーやチームリーダー
編集権限内容の編集、コメントの追加(他メンバーにページの共有はできない)タスクの実行担当者
コンテンツ編集権限データベースのみ編集可能チームメンバーが進捗を記入
コメント権限コメントのみ追加可能レビュアーやアドバイザー的役割
閲覧可能内容の閲覧のみ進捗確認だけ必要な関係者
参考:Notion公式ヘルプページ

プライバシーが必要なやり取りには、ダイレクトメッセージや限定された共有設定を活用することで、情報漏洩や誤送信を予防できます。

コメントに対して絵文字でリアクションをする

テキストだけでなく絵文字リアクションを利用することで、素早く気持ちを伝えたり、承認・共感を示せるのがNotionコメントの魅力です。

  • 「いいね」のリアクションで、確認や同意の意思表示が簡単に行えます。
  • 「疑問」や「応援」など、複数の絵文字を使い分けることで、コミュニケーションが円滑になります。
  • リアクションは誰が押したか記録に残るため、非言語の意思疎通にも役立ちます。

ちょっとした承認や感謝、議論の進行状況を可視化する時にとても便利なので、ぜひ積極的に使ってみてください。

カスタム絵文字も利用できます!

Notionコメント機能に関するよくある質問

Notionコメント機能に関するよくある質問をまとめました。

これからNotionのコメント機能を活用してチームで効率化を目指している方は必見です。

コメントの削除・編集は可能ですか?

Notionのコメント機能では、一度投稿したコメントを後から編集したり削除したりすることが可能です。コメントの右側にある「…」をクリックすると、「編集」や「削除」といった選択肢が表示されます。

削除を選択した場合は、そのコメントが完全に削除され、他のメンバーからも見えなくなります。

編集を選択すると、投稿内容を修正できます。履歴のトラッキングや誤記修正、更新が必要な場合に便利です。

スマホアプリからコメントできますか?

Notionのスマホアプリ(iOS・Android)からも、デスクトップ版と同様にコメントの閲覧・投稿ができます

操作性に関して、ページ上部やページ内にコメントするのはPC版とさほどかわりませんが、データベースにコメントする際は一旦ページを開かなければコメントできないので注意が必要です。

コメント機能に関する詳細はNotion公式ヘルプページをご確認ください。

まとめ

Notionのコメント機能を活用することで、チーム内で効率的にコミュニケーションを行いながら、情報の共有や意見交換が円滑に進められます。

ペ⁠ージ上部・ページ内・データベースと、場面ごとに使い分けることで、目的に合わせたフィードバックや記録が可能です。

使い方のコツを押さえることで、よりスムーズな業務運営に役立ちます。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次