Notionで表示名を変更する方法！【チーム活用の際には必須】

Notionでは「アカウントの表示名」や「ワークスペース名」「ページ名」など複数の名称を自由に変更できます。

本記事ではチームや個人での使い分けに役立つ具体的な名前変更手順や注意点をわかりやすく解説します。

これを読めば誰でも簡単にNotionの名前管理ができるようになります。

Notionで変更できる名前の種類とその概要

Notion（ノーション）では、用途や使い方に応じて複数の「名前」や「タイトル」を自由に変更できます。

特にチームや複数人で利用する際は、役割や内容がひと目でわかる名前を設定することが業務の効率化につながります。

ここでは、Notion内で変更できる主な名前の種類と、それぞれが及ぼす影響について解説します。

アカウントの表示名（ユーザー名）

アカウントの表示名は、Notion上でほかのユーザーから自分を識別してもらう名前です。

個人利用はもちろん、チームで利用している場合は、本名や役職、ニックネームなど適切なものに設定するとコミュニケーションが円滑になります。

Notionはニックネームで登録したけど、仕事でNotionを使うので苗字に変えたい！という方はアカウントの表示名（ユーザー名）を変えましょう。

ワークスペース名の変更

ワークスペース名は、チームやプロジェクトの集合体を表す名前です。

チーム全体で利用している場合、プロジェクト名や社名、部署名などに設定するケースが一般的です。

ワークスペースの管理者権限を持つユーザーのみが変更できます。

ページ名の変更

ページ名は、Notionの各ページにつけるタイトルのことです。

業務マニュアルや議事録、ToDoリストなど用途ごとに分かりやすいタイトルをつけることで、目当ての情報にすぐアクセスできるようになります。

ページ名はドラッグ＆ドロップや検索時にも表示されるので、統一感のある名前付けが効果的です。

データベース名の変更

データベース名は、テーブルやボード、カレンダーなどを管理する際、その内容がすぐ分かるようにつけます。

たとえば「タスク管理」や「顧客リスト」など、データの用途が明確になる名称にしておくと、複数のデータベースを扱う際にも迷うことがありません。

Notionアカウントの表示名を変更する方法

Notionでは、アカウントの表示名（ユーザー名）を自由に変更できます。

表示名は、チームメンバーや共有先のユーザーリストなどに反映されるため、見やすく分かりやすい名前に変更しておくことが重要です。

変更はとても簡単なのでぜひ以下の手順でお試しください。

表示名（ユーザー名）の変更方法

パソコンでNotionの表示名を変更したい場合は、以下のステップに従ってください。

Notionでは、姓と名をまとめて登録する形になっているため、フルネームやニックネーム、社内識別名など、状況に応じた名前設定が可能です。

チームで使う場合は、他のメンバーと判別しやすい名称をおすすめします。

Notionワークスペース名を変更する方法

ワークスペース名の変更がチーム活用で重要な理由

Notionをチームで活用していると、ワークスペース名の管理がチーム全体の整理整頓や情報共有に直結するため、適切に名称を設定・変更することがとても重要です。

たとえば、プロジェクト名や部署名でワークスペースを分けている場合、メンバーが混乱することなく素早く目的のスペースへアクセスできるようになります。

さらに、企業名の変更や組織再編に伴いワークスペース名を変更することで、管理体制やセキュリティ面も明確に保つことができます。

ワークスペース名変更に必要な権限について

ワークスペース名の変更は誰でもできるわけではありません。

基本的に「管理者権限」（Admin）のあるユーザーのみがワークスペース名を変更できます。一般メンバーやゲストアカウントにはこの操作権限が与えられていません。

そのため、組織内でワークスペース名の変更が必要な際は、管理者に依頼するか、ご自身が管理者権限を持っているか確認しましょう。

ユーザー種別	ワークスペース名変更権限
管理者（Admin）	変更可
一般メンバー	変更不可
ゲスト	変更不可

ワークスペース名の変更手順

それでは、実際にパソコン（ブラウザ版・デスクトップ版）でワークスペース名を変更する手順を簡単に説明します。事前に管理者権限があることを確認してください。

この操作でワークスペース名が新たに設定され、すぐにメンバー全員の画面に反映されます。

万が一、変更が反映されない場合は、ページを再読み込みしてみましょう。

ワークスペース名の変更は何度でも行えますが、プロジェクトの進行や社内ルールをふまえて、適切な名前に変更・管理するように意識しましょう。

Notionのページ名やデータベース名を変更する方法

Notionでは、作成したページやデータベースのタイトル（名前）を後から自在に変更できます。

ページ名・データベース名の変更は、わかりやすく整理された情報管理のために非常に大切です。

プロジェクトが増えたり、内容が変わったときなど、適切な名前にアップデートすることで、チーム全体の作業効率も上がります。

特に、「どれが目的のデータなのか分かりにくい…」と感じたときには、すぐに名前を見直してみましょう。

ページ名を変更する方法

Notionのページ名は作業中でもすぐに変更できます。

ページを開いた状態でタイトル部分（画像でいうと「プロジェクトページ」）を変更すれば即時反映されます。

ページ名は自由に何度でも変更できるため、チーム全体にとって分かりやすいネーミングを心がけると運用しやすくなります。

データベース名を変更する方法

データベースの名前を変えることで、プロジェクトや用途の変更にも柔軟に対応可能です。こちらも操作はとてもシンプルです。

データベースを作成するとデータベース名が出てきます。これを編集するだけです。

もしデータベース名が見当たらない場合は非表示になっている可能性が高いです。

「新規」のボタンのすぐ左にあるアイコンをクリック→「レイアウト」→「データベース名を表示」をオンにしましょう。

これでデータベース名が表示されるので、名前を変更すればOKです！

データベース名も頻繁に見直すことで、チームの情報整理がスムーズに進みます。

規模が大きい組織や複数プロジェクトを並行管理する場合は、命名ルールをチームで共有しておくのがおすすめです。

チームでNotionを使う際のメンバー表示名に関する注意点

チームでNotionを活用する際、メンバーそれぞれの表示名（ユーザー名）はコミュニケーションや情報共有において重要な役割を果たします。

しかし、個人とは異なり、チームで使う場合にはいくつかの注意点があります。

ここでは、表示名の扱いに関する運用上のポイントや注意すべき事項について解説します。

管理者権限でのメンバー表示名変更の可否

Notionにおいて、管理者が他のメンバーのアカウント表示名を直接変更することはできません。

メンバー自身がアカウント設定ページからのみ名前を変更可能です。もし名前の変更が必要な場合は、個々のメンバーに案内してもらう必要があります。

操作者	変更可能範囲	備考
管理者	ワークスペース名・権限設定など一部	メンバーのアカウント名は変更不可
メンバー本人	自身の表示名	アカウント設定から随時変更可能

チーム内での名前表示ルール設定のおすすめ

複数人でNotionを共同利用する場合、名前表示ルールを事前にチーム内で決めておくことをおすすめします。

たとえば「本名で統一」「名字＋役職を明記」「ニックネーム不可」のようなルールを設定することで、後から混乱したり誰が誰か分からなくなる事態を防げます。

また、ルールを決めた際にはガイドラインとしてドキュメントを作成し、ワークスペース上で共有しておくと新メンバーの参加時も混乱が防げます。

Notionでの表示名の反映範囲

ユーザーの表示名は、コメント欄・メンション（@機能）・変更履歴・ワークスペースメンバーリストなどに反映されます。

「誰がいつ、どの作業をしたか」を正確に把握するためにも分かりやすい表示名にしておくことがチーム運用上重要です。

プライバシー・公開範囲にも注意を

ビジネス用途や公開ページなど、ワークスペース外の第三者に表示名が見えるケースもあるため、チーム名や個人名の扱い・表記方法をあらかじめ話し合っておくことが大切です。

特に社外の人との共有や採用ページのような「公開データベース」では、必要に応じてニックネームやイニシャルを使うなど工夫しましょう。

Notionで名前変更ができない場合の確認事項と対処法

編集権限がない場合のNotion名前変更

Notionで表示名やワークスペース名、ページ名などが変更できない最大の理由のひとつが、権限設定です。

特にチーム利用や共有ワークスペースを使っている場合、メンバーやゲストなどロール（役割）によって編集できる範囲が異なります。自分が名前変更したい対象で「編集」や「管理者」の権限を持っているか確認してください。

対象	主な権限名	必要なポジション	変更可否
アカウント表示名	ユーザー	本人	可
ワークスペース名	管理者	管理者権限保持者	可
ページ名	編集者	編集権限保持者	可
データベース名	編集者	編集権限保持者	可

上記の表にあるように、ワークスペース名の変更は管理者権限が必須です。

また、ページ名・データベース名の変更も「閲覧権限」のみでは行えません。

その他の原因とトラブルシューティング

権限を持っている場合でも、以下のようなケースでは名前変更が正常に行えないことがあります。

現象	主な原因	対処方法
「保存できません」と表示	ネットワーク接続エラー	通信環境を見直し、再接続や再起動を行う
変更ボタンがグレーアウト	Notionのバージョンが古い	アプリやブラウザを最新版にアップデート
名前欄がロックされている	該当ページが他ユーザーにロックされている	ページロック解除、または管理者に問い合わせる
設定が保存されない	一時的なサーバー障害	しばらく待ってから再試行

エラーが解決できない場合や、どうしても原因が特定できない場合は、Notion公式ヘルプを参照したり、Notion のサポートに問い合わせてみるのもおすすめです。

また、企業や教育機関アカウントで運用している場合、Notionのシステム管理者が名前の変更機能を制限しているケースも考えられます。

自身がシステム管理者でない場合は、まず管理者に状況を確認してもらいましょう。

どのパターンにおいても共通して大切なのは、「焦らず、冷静に権限と状況をチェックする」という姿勢です。
不具合やエラー時には、再起動やログアウト・再ログインも効果的です。

Notionの名前変更に関するよくある質問

名前変更は他のメンバーに通知されますか

Notionでアカウントの表示名やワークスペース名を変更した場合、原則として自動でメンバー全員に通知が送られることはありません。

ページ名やデータベース名の変更についても同じで、通知が行くものではないため、安心して変更できます。

ただし、チームで共同作業している際は名前変更内容がリアルタイムで反映されるため、ヘッダーやメンバーリストなどでは即座に新しい名前が表示され、変更に気づくメンバーもいるため事前に共有しておくとトラブルになりにくいです。

変更した名前はNotionのどこに反映されますか

アカウントの表示名（ユーザー名）を変更した場合は、あなたが作成したページやコメント、共有スペース内のメンバーリストなど全体に適用されます。

ワークスペース名を変更すると、画面上部のワークスペース選択エリアや、共有リンクのワークスペース名部分、チームメンバーの「参加中のワークスペース」一覧などに直ちに反映されます。

ページ名・データベース名については、該当のページやデータベースタイトルがすべて変更され、サイドバーやリンク先、検索結果などでも新たな名前が反映されます。

一度変更した名前を元に戻すことは可能ですか

アカウント表示名やワークスペース名、ページ名、データベース名のいずれも何度でも自由に再変更が可能です。

間違えた場合や元に戻したいときは、編集画面から以前の名前を入力するだけで反映されます。

ただしワークスペース名やアカウント表示名の頻繁な変更は、チームの混乱や見分けづらさの原因となることもあるため注意が必要です。チームで運用する際は、名前ルールを統一しておくと安心です。

名前変更に制限や条件はありますか

Notionでは原則として表示名・ページ名・データベース名に厳しい文字数制限や使用禁止文字はありませんが、半角記号など一部環境によっては正しく表示されない場合があるため、日本語・半角英数字のシンプルな名称がおすすめです。

また、ワークスペース名の変更は「管理者権限」が必要となります。

種類	主な反映箇所	変更できる人	変更時の通知
アカウント表示名	コメント、プロフィール、メンバーリスト	本人のみ	通知なし（ただし画面に即時反映）
ワークスペース名	画面上部、リンク、メンバーのダッシュボード	管理者権限のある人	通知なし（ただし一覧画面等に即反映）
ページ名	サイドバー、リンク、検索結果	編集権限のある人	通知なし
データベース名	サイドバー、ビュー切り替え画面等	編集権限のある人	通知なし

旧名で蓄積したコメントや履歴はどうなりますか

アカウント表示名を変更すると、これまでに残したコメントや編集履歴の名前部分も自動的に新しい表示名に切り替わります。

記録そのものが消えることはありませんのでご安心ください。

ただし、ワークスペース名やページ名などは「変更した時点から新しい名称」で表示されるため、履歴のタイトルやリンク先が書き換わります。

まとめ

Notionで名前を変更する方法は、個人のアカウント名・ワークスペース名・ページ名・データベース名と多岐にわたります。

表示名やワークスペース名の適切な管理は、チーム全体の円滑なコミュニケーションや情報整理に欠かせません。

必要な権限やルールも確認しつつ、目的に応じた名前変更を行いましょう。