Notionに慣れてきてテキストや画像を中央揃えする方法を知りたいと思う方へ、Notionの中央揃えに関する基本的なやり方から応用テクニックまで幅広く紹介します。
Notionの仕様や代替手段、中央揃えできない場合の対処法もまとめているので、あなたのNotion活用がさらに快適になります!
Notionで中央揃えを行う際の基本知識
Notionは多機能なノートアプリとして知られ、ドキュメント作成やタスク管理、データベース機能を直感的に使える点が魅力です。
しかし、現時点(2025年5月)でNotionには標準で「中央揃え(センタリング)」を直接指定できる機能は実装されていません。そのため、WordやGoogleドキュメントのようにワンクリックでテキストや画像を中央揃えすることはできません。
とはいえ、Notionではさまざまな工夫やテクニックを活用することで、視覚的には中央揃えのように見せる方法がいくつか存在します。
テキストの中央配置や、画像を均等に配置するための代替手段を知ることで、ページの見やすさやデザイン性を大きく向上させることができます。
下記の表では、Notionにおける主な「中央揃え」に関する要素を整理しています。
要素 | 中央揃え可否 | 主な実現手段 |
---|---|---|
テキスト | 標準機能では不可 | 数式ブロック、スペーサー、カラム、Markdown技術 |
画像 | 編集操作で可能 | 画像サイズ変更、カラム利用、ギャラリー活用 |
テーブル/データベース | 細かい調整は不可 | レイアウト調整、カラム幅変更 |
ノーションの仕様上、基本的な「文字・画像の中央揃え」ではいくつかの制約を受けます。
そのため、工夫や代替手段を知ることで、不足しがちなレイアウト機能を補うことが重要です。
これらの方法は、Notion公式ヘルプセンターにも最新情報がまとめられていますので、活用する際には最新の仕様も併せてご確認ください。
次の章では、テキストを同中央揃え風にみせるか、画像をどうやって中央揃えにするかを徹底解説していきます。
Notionにおけるテキストの中央揃えのやり方
Notionでは、テキストの中央揃えを直接行うためのスタンダードなボタンや機能がありません。
そのため、専用の中央揃えボタンなどを探しても、WordやGoogleドキュメントのような操作はできない仕様となっています。
ただし、Notionでテキストを中央揃えに近い形で表現するためのいくつかの工夫や代替手段が存在します。ここでは、現在のNotionでテキストを中央揃えする可能な限りの方法をわかりやすくまとめていきます。
数式ブロックを使って中央揃えで配置する方法

Notionでは数式ブロック(インライン、またはブロック数式)を使うことで、中央揃えに近いレイアウトを実現できます。以下の方法で利用できます。
操作手順 | ポイント |
---|---|
ページ内で/math または;数式 と入力し、数式ブロックを追加する | 数式ブロックは自動的に中央揃え表示される |
テキストを\text{好きなテキスト} の形で記載 | LaTeX書式に従って英語で入力 ※以下に数式例を紹介 |
完成した数式ブロックを確認 | 中央揃えのテキスト表示が可能 |
フォントや色を変更する数式は限られていますが、変更も可能です。以下の表を参考にしてください。
フォントを変えるコマンド | 内容 | 使用例 |
---|---|---|
\textbf{} | 太字 | \mathbf{テキスト} |
\textit{} | イタリック体 | \mathit{テキスト} |
\textsf{} | サンセリフ体 | \mathsf{テキスト} |
テキスト色を変えるコマンド | 内容 | 使用例 |
---|---|---|
\textcolor{red}{} | 赤色の文字 | \textcolor{red}{テキスト} |
\textcolor{blue}{} | 青色の文字 | \textcolor{blue}{テキスト} |
\textcolor{green}{} | 緑色の文字 | \textcolor{green}{テキスト} |
\textcolor{orange}{} | オレンジ色の文字 | \textcolor{orange}{テキスト} |
\textcolor{white}{} | 白色の文字 | \textcolor{white}{テキスト} |
\textcolor{purple}{} | 紫色の文字 | \textcolor{purple}{テキスト} |
この方法は見出しや目立たせたい言葉を中央に寄せて見せたい場合に適していますが、文字サイズや装飾のカスタマイズ性にはやや制限があります。
装飾テクニックを使ったテキスト中央配置の工夫例
中央揃えが難しい場合でも、装飾要素やレイアウト工夫で、中央揃え風の見た目を演出できます。いくつかのテクニックを紹介します。
工夫例 | 具体的な使い方 |
---|---|
空白スペースを使って微調整 | 2カラム以上のレイアウトを作り、左右どちらかor両方に空白スペースを入れる |
罫線や記号で囲う | テキストの前後に---- や記号を入れてバランスを取る |
上記の方法ではレイアウトが崩れやすくなることもあるため、ページデザイン全体のバランスを見ながら調整することが大切です。

これらはどうしてもその場しのぎの方法になってしまうので、Notionのアップデートを待つのが一番いい方法かなと思います。
Notionで画像を中央揃えする方法
Notionを使っていると、画像をページの中央に配置したいという場面が多々あります。
画像に関してはテキストと違い簡単に中央揃えにすることができます。
ここからは画像を中央揃えにする方法と応用でおしゃれに見せる方法を解説していきます。
【基本】画像を中央揃えにする方法
初めに、最もシンプルな方法として「カラム(列)」を利用した中央寄せテクニックを紹介します。
Notionの画像ブロックは標準では左詰め配置となるため、画像右上のオプション欄(配置)から中央揃えに変更します。


中央揃えを選択するとこのように中央揃えで画像が来ます。非常に簡単ですね!


【応用】ギャラリービューとカラムを使って中央揃えにする方法
Notionで複数の画像を一覧として中央寄せに配置したい場合は、ギャラリーデータベースとカラム機能を使うことでアルバム風の中央揃えを実現することもできます。
まずは、ギャラリービューで画像を表示させた状態で作成します。


その後、「/3c」を入力して3カラム(縦3分割のスペース)を作成します。
そして、真ん中のカラムにこのギャラリービューをドラッグ&ドロップで入れます。
すると以下のように見事に中央に写真が並びました。


カラムを使うことで、空白スペースで無理やり真ん中に持っていくより確実に綺麗な中央揃えが作れます。
ぜひ画像を綺麗に中央揃えにして並べたい方はこのテクニックも活用してみてください!
Notion中央揃えに関するよくある質問
Notionの中央揃えに関するよくある質問と回答をまとめました。
段落やテーブル内での中央揃えはできますか?
Notionでは、段落やテーブル(表)のセル内で直接中央揃えを指定する機能は現在提供されていません。
どのブロックにおいても、標準の操作ではテキスト配置は左寄せのみとなっています。
表のセルではテキストや数値が自動的に左詰めで表示されるため、ExcelやGoogleスプレッドシートのような直接的な中央揃えオプションは利用できません。
そこで、以下のような代替アプローチや工夫も活用されています。
用途 | 代替手段 |
---|---|
段落 | 数式ブロックや空白スペースで見た目を調整 |
テーブル | セル内で半角スペース挿入や、別のNotionブロックで疑似的に中央配置 |
Notionのテキスト中央揃えの代替手段はありますか?
テキスト中央揃えの代替手段として、以下の方法がよく使われています。
- 「数式ブロック」を活用し、LaTeXの
\text{}
を使って中央揃えにする - 複数カラム機能でページ中央を擬似的に作り、中央カラムにテキストを配置
数式ブロックを使った方法は、簡易的にテキストを中央寄せしたい場合に便利ですが、装飾や改行が制限されます。
そのため、複数カラムや空白ブロックで幅を調整して中央にテキストを配置するのが、より自由度の高い応用方法となります。



空白スペースで調整しても中々綺麗な中央揃えにならないので、その点は注意が必要です!
Notionで中央揃えできない場合の対処法は?
Notionでうまく中央揃えできないと感じた場合は、下記を確認しましょう。
- 複数カラム作成時、ブロックが正しく「ドラッグ&ドロップ」できているかをチェック
- スペーサーブロックの幅や個数を調整し、均等に左右の空間をとる
- 数式ブロック内の書式が正しいか
- モバイル版やアプリ版で表示が崩れて見える場合は、パソコン版ブラウザで一度確認する
それでも解決しない場合は、公式ガイドやNotionヘルプセンターもあわせて参照するのがおすすめです。
まとめ
Notionではテキストの中央揃え機能が標準では実装されておらず、数式ブロックや装飾テクニックを使うことで代用する形となります。
画像の中央揃えは比較的簡単に行えますが、見た目を整える工夫や、目的に応じたレイアウト調整も重要です。
今後のアップデートにより、もっと手軽に中央揃えができる機能が追加されることが期待されます。
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